NIKKOR Z 40mm f/2
随所ですでにレビューされている,お手頃単焦点レンズです。
手元にMC 50mmもあるので,その比較なんかも簡単に紹介できたらと思います。
結論から言えば,最短撮影距離が意外と長い(0.29m)ことと,解放f/2の特徴さえ踏まえれば,素晴らしいレンズと思います。
最短撮影距離については,MC 50mmに慣れてしまっていたせいか,テーブルフォトを撮ろうと思うと,ちょっとだけ引かないとピントが合わないことが多い印象です。さすがに立ち上がったりする必要はありませんが,わずかにストレスです。
次に,解放f/2の特徴ですが,最短撮影距離付近だと"ふんわりした"表現になると言われますが,それ以外にも,条件によってはパープルフリンジも出やすいかもしれません。
<40mm f/2>
<MC 50mm f/2.8>
真ん中の枝のところが,40mm f/2ではパープルフリンジが見られますが,MC 50mm f/2.8では見られません(非Sラインにも関わらず高性能なMC 50mmのすごさを紹介する形となってしまいました)。
検証写真を忘れてしまいましたが,f/2.8くらいまで絞ると,ある程度軽減されるようにも思います。
ちなみに,40mm f/2が逆光に弱いわけではないように思います。
多少編集はしていますが,色のりもよいです。
マクロ撮影はできませんが,これくらいの写真なら簡単に撮れます(トリミングあり)。
近接での撮影の雰囲気は以下のような感じです。
<40mm f/2>
<MC 50mm f/3.3>
葉っぱが同じくらいの大きさになるようにしてみましたが,ボケ方の違いはいかがでしょうか(分かりづらい写真ですみません…。というかMC 50mmの玉ボケもきれいですね)。
個人的には,人や物を撮るときはf/2も一つの表現と思いますが,風景などではf/2.8~で使うのがオススメです(元々絞って撮るものかもしれませんが)。あと,AFはなかなかキビキビしているので,動画もいけると思います。
とにかく,3万円で買えるので結果的に不要になってもダメージが少ないということが,何より嬉しいところです。
好評のおかげか(単純に供給不足もあると思いますが),先ほど見たら納期3か月程度となっていました。