LS-324C+LH-40PCL
Leofotoの三脚を購入しました。
自分が購入する前に知りたかった具体的な数値を記録しておきます。
購入した三脚（と雲台のセット）はLS-324C+LH-40PCLです。
楽天のリンクも貼っておきます。
楽天は扱っているショップが何個かありますが，最低価格はほとんど変わらないと思います（セール時のポイント還元を考えると多少差があるかもしれません）。
さて，まずなぜこのセットにしたかというと，ずばりバランスがよかったからです。
以下がスペックです。
| 全伸長 | 1,715mm |
| 伸長 | 1,400mm |
| 最低高 | 180mm |
| 収納高 | 580mm |
| 段数 | 4 |
| 耐荷重量 | 15kg |
| 重量 | 1,950g |
| 材質 | 10層カーボン |
| パイプ径 | 32/28/25/22mm |
三脚を選ぶにあたって，コンパクトさと高さが気になりました。
コンパクトさと展開のしやすさは裏返しの関係ですが，5段だとコンパクトになるものの煩雑で，3段だと展開しやすい一方で大きくなると思い，間をとって4段にしました。
高さについては，脚先から雲台の頂点（センターポールなし）までが1400mmということで，「少し低い」というレビューが散見されますが，そこにさらにカメラ本体の高さが加わるので，いわゆるアイレベル（一般的に身長×0.9）とちょうど合うのではないかと考えました。
現在メインで使っているカメラはNikon Z6ですが，SmallRigのL字プレート2947を付けた状態で実際に乗せてみたところ，以下のようになりました。
メジャーで測っていますが，雲台の頂点がちゃんと140cmになっているので概ね正しいと思います。この組み合わせで，ファインダーの中心が149cmになります。たしかに149cmとなると，特に男性には少し低いと感じるかもしれません。
しかし，ファインダーを覗くときは，脚の位置にもよりますが，三脚の中心に立つというよりは，少し前傾して覗き込むことになるのではないかと思います。それを加味すると，アイレベルよりも5cmくらい下にファインダーの中心が来てもよいのではないかと思います。
三脚座があるような大きなレンズを使う場合はファインダーの位置はさらに高くなりますし，どうしても高さを足したければ，スペーサー代わりにクイックリンクセットを挟むという手もあります。
注意点としては，クイックリンクセットの高さは1cm程度しかないことと，付属のキャリーケースはサイズぴったりのため，1cm程度しかないクイックリンクセットでさえ装着してしまうと三脚＋雲台の状態でケースに入らなくなるかもしれないということです。
ひとまず自分の場合は，デフォルトのままで特にストレスなく運用できそうです。
ほか，感想を述べておきます。
まず脚の太さについては，正直32mmは実物を見てかなり太く感じましたが，28mmだと状況によっては若干たわむというコメントがあったのと，例えばLS-284Cだと伸長がさらに低くなるのでやめました（LS-284ClinやLS-284CEXという手もありますが脚が長いため全体の収納高が大きくなるのと，LH-40PCLとのセットもありません）。なので32mmで後悔はありません。重さも許容内です。
次に雲台についてですが，よく買われているだろうノブ式クランプのLH-40ではなく，レバー式クランプのLH-40PCLにしました。いずれも雲台単体で販売されています。
![Leofoto LH-40 自由雲台 アルカスイス 独立パンロック [並行輸入品]](https://m.media-amazon.com/images/I/3105abrPeqL._SL500_.jpg "Leofoto LH-40 自由雲台 アルカスイス 独立パンロック [並行輸入品]")
40というのはボール径（mm）で，PCLはボールの下だけでなくクランプの下にもパンニング機構があります（CはCircleの略でしょうか）。その分なのかLH-40よりも若干高さもあるようです。
レバー式にしたのは，ワンタッチで着脱しやすいだろうなと思ったからです（初めての三脚なので比べたこともないのですが）。
使い心地は，六角レンチで締め付けの調整ができますが，そのままでちょうどよい感触でした。また，目盛があり中心がとれるのはもちろん（SmallRigのL字プレートは中心の印が付いているものがあるのでいいですね），一応水準器（写真奥）も1つあります。
ちなみに，何かと心配なアルカスイス「互換」ですが，SmallRig2947は縦位置でもしっかりハマりました。極端な大きな力がかからない限りぐらつくことはないと感じました。
もちろんLeofoto製のアルカスイス互換プレートも付いています。SmallRigのプレートには締め付け用のマイナスドライバーが磁石でくっついているのですが，Leofotoのプレートは取っ手が付いていて素手で締めることができます。これはこれで使いやすいと思いました。
ということで，以上で開封レビューを終わりますが，全体的に作りもよく，満足感の高い三脚と思いました。末永く使えたらなと思います。なお，LS-324CとLH-40PCLはそれぞれ単体でも買えますが，セットの方が1万円くらい安いと思います。
